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共栄印刷紙業の仕事

データ製版の仕事

デザイナーが作成された印刷用データをチェックし、問題や不備があればすぐに修正し解決していきます。それから、印刷用の刷版を作るための処理を行います。箱のデータは形体展開図になりますので、不慣れなデザイナーの方が担当された場合、データが不十分な状態で入稿されるケースもありますので、それを確認し整えます。

一般の印刷物でも行う「塗り足し」を例にあげると、箱の場合は、その塗り足した部分が組み立てた時に別のところに出てしまう場合もありますから、必ず箱の構造を考えなければいけません。また「のりしろ」が右か左かによって、のりが機械で貼れる貼れないという問題も起こりますので、全て頭の中で組み立てをシミュレーションし、完成型をイメージしていきます。

共栄印刷紙業 製造部
プリプレスグループ グループ長 
織田知子

以前はデータの不備で悩むことが多かったのですが、最近は、お客様の制作環境とのシステムの互換性で悩むことが増えてきました。また、作業中に困ることのひとつに「色」の問題があります。ソフト上で、プロセス、RGB、特色等さまざまな色設定が可能なため、ひとつのデータに指示が混在して、どれで印刷したいか不明瞭なケースがあるのです。トムソン機や印刷機を動かす作業は、回転数等によってかかる時間は簡単に測れますが、データ製版は作業内容に左右されますので、複雑な内容で時間がない時にはかなり集中力の必要な作業になります。

印刷の仕事

印刷物には多種多様なものがありますので、刷る内容や紙の大きさ等によって使用する機械に振り分けていきます。

但し、作業の混み具合やノルマによっては、予定を変更することもあります。また、箱の印刷には主に特色を使いますので、仕事ごとにインクの色を調合します。現在はUVインクとUV印刷によって効率アップが図られ、作業環境も随分進化してきました。それまでの一般の油性インクは、空気と触れて乾いていくものでしたが、UV印刷は紫外線ランプを当てて一瞬で乾燥させます。特に最近人気のホイル紙の印刷には大活躍で、通常のオフセットインキではインクが紙の中に沈まず乾きませんが、速乾のUV印刷機で素早くこなしていきます。

共栄印刷紙業 製造部
印刷グループ グループ長 
伊東裕典

共栄印刷に入社して23年、ずっと印刷の仕事に携わっています。この仕事は、インクを作るのも、印刷機を回すのも、毎日が本番テストの試験のようです。インク作りも、同じ色見本でも日数が経っているものと新しいものとでは違うので、毎回新たな気持ちで挑戦です。但し、難しい仕事には、発想の転換も必要になります。効率良く精度を高める方法を考えないといけない場合もありますから、印刷方法を変える等、それなりに臨機応変さも重要になってきます。ただ作業をこなすだけでなく、クリエイティブな仕事にしていく。それが僕らの仕事と言ってもおかしくないと思っています。

トムソンの仕事

トムソンの仕事は、ひとつの仕事ごとに面版と呼ばれる抜き型を作ることから始まります。常時セットされている雄版に対し作成した面版を機械にセットして、印刷された紙を流します。それから、型で抜いたあとの要らない部分をとっていく落丁(らくちょう)という作業を行う、これが一連の流れです。作業の中で最初の面版作りが一番気を遣うところで、正確さが問われます。落丁は、丁寧に細かい作業をする小さなものから、大きなものでは叩き落すといった感じで結構チカラを必要とします。繊細さと体力が要る作業です。

さらに、トムソン作業はチームプレーによる部分が大きいので、コミュニケーションをきちんとっていかなければいけません。面版を作る作業はひとり、その後はまた別の人の作業になるので、呼吸をあわせてやっていく、お互いの仕事がやりやすいようにという心配りも大切です。

共栄印刷紙業 製造部 取締役 部長
トムソングループ グループ長兼任 
奥田敬次

約32年間印刷業務を務めて、世代交代で新たなセクションでの挑戦となり現在のトムソンG長を18年4月より兼任させて頂いてます。

未経験での右も左もわからない状態での兼任で、私次第もトムソン工程を一からの学習です。しかし私のG長の役目は、古い事を新しく、改善改善での効率を上げられる方向性を見出しG員への指導、育成を行って行く事が現在の目標としております。 兼任期間中に色々変化させ、作業/コスト/時間/製品管理を常に意識を持てるG員指導育成に努力して勤めて行きたい次第です。

貼り加工の仕事

トムソン加工された紙にのりを貼り、折り上げて完成形にします。印刷機やトムソン機では、機械が紙をかんだ状態で動きますが、貼り加工はベルトで挟まれているだけなので、流れていく途中で唯一左右の動きがおこりうる工程になります。その分、注意も必要になりますから、緊張の連続です。

また、印刷やトムソンは、作業が終った段階で良品・不良品が判断できるのですが、のりが剥がれるという事態は、お客様のところへ納品されてから起こる場合も考えなければいけません。紙の表面加工や重さによってのりのつき加減がシビアに求められます。使用するのりは数種類を使い分け、紙、形状それぞれに最適な量や面積を調整していきますが、最近多いプレスコートや表面フィルム貼りのような特殊な紙を貼っていく時は、やはりのりがつきにくくなりますので、特に適確な判断が必要です。

共栄印刷紙業 製造部
仕上グループ グループ長 
松江聡子

貼り加工は製造の最終工程ですから、この時点でロスを出すわけにはいきません。この仕事で私が一番気を遣っているのは、機械のセットを正確に行うことです。不良の出る可能性を減らすには、やはりこれが基本。それが上手くいくことによって、検品担当も楽にできて、スピードが上げられるのです。

この会社では、皆が常に次の工程のことを気遣いながら仕事をしています。それぞれ自分の仕事に責任とプライドを持っていますし、誰一人同じ事をやっている人間はいませんから、私も気持ちが引き締まります。

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