メッセージ
パッケージは日常のいたる所に存在しています。ですがパッケージは中にいれる商品の形や重さ、用途により色々なカタチがあり制約もあります。また視覚に訴えるものでもあり、店頭での小道具としてやポスター的な情報発信の要素も備えています。
そういったパッケージですから「難しい」「特殊だ」と、デザイナーの方や企業の担当や営業の方々からの声をよく耳にします。
しかしパッケージは、書籍などの印刷物の断裁や製本の工程が、抜き加工やノリ貼り加工に変わり、書籍などより厚い紙を使う位で、特別にむずかしく捉えられるものではないと私たちは考えます。
パッケージの特殊だと思われている部分を、この「包む」Webで少しでも理解される手助けが出来れば幸いです。
それとパッケージには、昔から再生された紙もよく使われています。それら環境問題に取り組んでいる紙も紹介いたします。
そもそも「包」という漢字の元になった象形文字は、お腹の中に子供を宿した女性を形どったものです。文字の意味から見ても「包む」と云うことは、中のものを慈しみ大切に扱う“こころ”を表しています。
包む。
ものを大切にするからこそ、贈った方に喜んでもらいたい…その尊い気持ちもいっしょに包んでいたのでした。時代が変わっても想いは同じ…。パッケージには、ものを創る人、贈る人、包む人の大切な“こころ”が込められています。